以前の記事で「飲食店用の収支計算書テンプレート」「ストック型サービス用の収支計画書テンプレート」「建設業用の収支計画書テンプレート」「エステサロン用の収支計画書テンプレート」を紹介しました。
今回は、システム開発業用の事業収支計画書を紹介します。
システム開発業用の収支計算書テンプレート
まずはシステム開発業用の収支計算書テンプレートをダウンロードしましょう。ダウンロードした収支計算書と照らしあわせながら項目について解説します。
Googleスプレッドシート、Microsoft Excelのどちらのテンプレートもご用意しています。
システム開発業用の収支計算書テンプレートの使い方
システム開発業用の収支計算書で使用する項目を解説します。
各項目を設定すると3年間の事業収支計画書が自動計算されます。
売上
売上の項目では、システム規模によって開発単価を設定できます。初期設定では「小規模システム」「中規模システム」「大規模システム」の3つを用意しています。
それぞれの受注割合を3年目まで1年毎に設定できます。そのため、事業計画策定時に「1年目は小規模システム開発を中心に受託し、徐々に中規模システム、大規模システムの受注割合を高めていく」というような説得力のある事業収支計画書を作成できます。
また、運用保守の売上も設定できます。規模ごとに月額料金を設定し、それぞれ開発から運用保守へ移行する割合を入力しましょう。初期設定では50%に設定しています。
上記を入力したら、下記画像のピンク色の背景がついている「新規開発件数」の数字を変更しましょう。するとそれぞれのメニューの「件数」と「売上高」が自動計算されます。
売上原価
売上原価の項目では、外注費の割合をシステム規模ごとに3年目まで1年毎に設定できます。
上記の項目を入力すると、表の売上原価の欄が自動計算されます。
広告費
広告費は、毎月の広告費を入力します。1年目、2年目、3年目のそれぞれで設定できます。
設定すると、表の広告費の欄が自動入力されます。
人件費
人件費は、職種ごとに月給と人数を設定できます。月給と人数の項目それぞれを3年目まで1年毎に設定できます。
設定すると、表の人件費の欄が自動入力されます。
販売管理費
販促管理費は初期設定では「地代家賃」「電気代」「水道代」「ガス代」「支払手数料」「通信費」「旅費交通費」「その他」の項目を用意しています。1年目、2年目、3年目のそれぞれで設定できます。
設定すると、表の販促管理費の欄に自動入力されます。
初月の入力
赤の背景色が付いたセルの年月を入力すると、それ以降の月は自動で更新されます。
上記で解説した項目を入力すると、3年分の各月の売上高、営業利益が自動で計算されます。
今回は「システム開発業用の事業収支計画書」のテンプレートを紹介しました。
このテンプレートを使えば「1年目は少人数で小規模システムを中心に受託し、2年目からは採用を強化し、中規模システム開発に移行していく」といったような事業計画書を作成できます。項目を調整しながら収支計画立案にお役立てください。
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さとゆずSATOYUZU
株式会社キャスターで、採用支援事業「CASTER BIZ 採用」のWebマーケティングと『Alternative Work』の運営を担当しています。私生活ではECサイトの運営など。週3日働き、他の日は好きなことをやっています。3歳の娘に翻弄される日々を送っています。