「超シンプルな在庫管理のGoogleスプレッドシートテンプレート」を以前ご紹介しました。

今回は、「セット商品」や「商品と部品」「商品と材料」のような2段階で構成されている商品の在庫管理ツールを紹介します。

Googleスプレッドシートのテンプレートになっており、複製して簡単にご利用いただけます。

記事内のダウンロードリンクから無料で入手できますので、ぜひお使いください。

2段階構成の在庫管理ツールのテンプレート

今回紹介する2段階構成の在庫管理ツールは以下のようなテンプレートです。

「商品・在庫管理」のシートでは、商品の一覧と累計入荷数、累計使用数、現在の在庫数などが確認できます。また在庫が基準数を下回った際に、「在庫少」のアラートを表示することができます。基準数は自由に設定できます。

「セット商品マスタ」のシートでは、セット商品と含まれている商品の紐づけをします。

それぞれ必要な数量も設定できます。例えば、テーブルセットの場合は、テーブル1個・椅子4脚のように入力します。

ここではセット商品としていますが、「商品と部品」や「商品と材料」のような2段階の構成であれば何でも対応できます。

「注文一覧」のシートです。購入された商品を記録します。注文数を入力すると自動的に他のシートに反映されます。

「入荷一覧」のシートです。入荷した商品を記録します。入荷数を入力すると自動的に他のシートに反映されます。

2段階構成の在庫管理ツールのGoogleスプレッドシートのダウンロード

今回紹介する「2段階構成の在庫管理ツール」のGoogleスプレッドシートテンプレートは以下からダウンロードできます。

フォームに入力すると、テンプレートの使い方を記載したNotionページのURLが送付されます。
URLをクリックしてお使いください。Notion内にGoogleスプレッドシートのリンクが記載されています。

2段階構成の在庫管理ツールのテンプレートの使い方

1.商品番号・商品名を入力

「商品・在庫管理」のシートのA列「商品番号」とB列「商品名」を入力します。ここに入力した商品の注文数や入荷数の記録ができるようになります。

C列「商品番号＋商品名」は自動入力されます。

2.セット商品と商品のマスタを作成

このシートではセット商品と、セット商品に含まれている商品を紐づけています。

「セット商品マスタ」のシートのA列「セット商品番号」とB列「セット商品名」、D列「商品」、E列「商品の必要数量」を入力します。

C列「セット商品番号＋セット商品名」は自動入力されます。

D列「商品」では、「商品・在庫管理」のシートに入力した商品が選択できるようになっています。

例えば、新生活3点セットに冷蔵庫・レンジ・洗濯機が含まれている場合は、その3つを選択します。

新生活5点セットに先程の3点セット・ロボット掃除機・テレビの5つが含まれている場合は、その5つを選択してください。

セットには含まれる商品の種類だけでなく、個数も入力します。

例えば、テーブルセットの場合は、ダイニングテーブルの数量を1個、椅子の数量を4個のようにします。

3.入荷を入力

「入荷一覧」のシートのA列「入荷日」とB列「商品番号＋商品名」、E列「入荷数」を入力します。「商品番号＋商品名」はプルダウンで選択できます。「商品・在庫管理」のシートに入力した商品が自動的に反映されています。

「入荷数」は在庫数の計算に反映されるため、正確に入力しましょう。

F列「メモ」は任意で入力しましょう。発注日や発注先などを記録しておくと便利でしょう。

4.注文を入力

A列「注文日」とB列「セット商品番号＋セット商品名」、E列「注文数」を入力します。「セット商品番号＋セット商品名」はプルダウンで選択できます。「セット商品マスタ」のシートに入力した商品が自動的に反映されています。

「注文数」は在庫数の計算に反映されるため、正確に入力しましょう。

F列以降の「購入者名」「電話番号」「配送先住所」の入力は任意です。ネットショップなどを運営している場合には配送対応などに便利です。

不必要の場合は削除いただいても動作に支障はありません。

5.在庫の基準値を入力

「商品・在庫管理」のシートに戻ります。すると3,4の手順によって「累計入荷数」、「累計使用数」、「現在在庫数」が自動入力されています。

次にG列「在庫基準数」を商品ごとに入力しましょう。ここで設定した基準数を下回るとH列「在庫アラート」に「在庫少」と表示されます。

在庫が少なくなっている商品がひと目でわかるので、適切な在庫の補充に役立つでしょう。

カスタマイズ例

Google Apps Scriptを使い、「在庫少のアラートを毎日チェックし、アラートが表示されていればメールやSlack、Chatworkに通知する」ということも可能です。

さらに「 My Assistant（マイアシスタント） 」のようなサービスと併用すれば、「在庫少のアラート通知が届いたらアシスタントに該当の商品を発注してもらう」ということも実現可能です。

商品の入荷から発注までほぼ自動で完結する仕組みが出来上がります。

以上、2段階構成の在庫管理ツールのテンプレートの紹介でした。

「セット商品」や「商品と材料」「商品と部品」のような2段階構成での在庫管理にお使いください。

「在庫管理に追われている…」という方は、弊社の「 My Assistant（マイアシスタント） 」というサービスをぜひご検討ください。発注業務や在庫管理業務はもちろん、資料作成・リサーチ・データ入力・架電などの業務を月額2.5万円（10時間〜）でサポートします。

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