商品の在庫を把握することは、企業や店舗が適切に商品の補充を行い、売上を最大化するために不可欠です。しかし、有料の在庫管理ツールは導入コストや月額費用がかかり、個人経営の店舗や中小規模の店舗には手が出しづらいかもしれません。

そこで、今回は複製して簡単に使える「在庫管理ツール」のGoogleスプレッドシートのテンプレートを作成したのでご紹介します。シンプルでカスタマイズしやすいように作成しました。一般的な在庫管理には十分役立つはずです。

記事内のダウンロードリンクから無料で入手できますので、ぜひお使いください。

超シンプルな在庫管理ツールのテンプレート

今回紹介する在庫管理ツールは以下のようなテンプレートです。

商品・在庫管理のシートでは、商品の一覧と現在の在庫数、在庫が基準数を下回った際に、「在庫少」のアラートを表示することができます。基準数は自由に設定できます。

注文一覧のシートです。購入された商品を記録します。注文数を入力すると自動的に在庫管理のシートに反映されます。

入荷一覧のシートです。入荷した商品を記録します。入荷数を入力すると自動的に在庫管理のシートに反映されます。

在庫管理ツールのGoogleスプレッドシートのダウンロード

今回紹介する「シンプルな在庫管理ツール」のGoogleスプレッドシートテンプレートは以下からダウンロードできます。

フォームに入力すると、テンプレートの使い方を記載したNotionページのURLが送付されます。
URLをクリックしてお使いください。Notion内にGoogleスプレッドシートのリンクが記載されています。

在庫管理ツールのテンプレートの使い方

1.商品番号・商品名を入力

「商品・在庫管理」のシートのA列「商品番号」とB列「商品名」を入力します。ここに入力した商品の注文数や入荷数の記録ができるようになります。

C列「商品番号＋商品名」は自動入力されます。

2.入荷を入力

「入荷一覧」のシートのA列「入荷日」とB列「商品番号＋商品名」、E列「入荷数」を入力します。「商品番号＋商品名」はプルダウンで選択できます。「商品・在庫管理」のシートに入力した商品が自動的に反映されています。

「入荷数」は在庫数の計算に反映されるため、正確に入力しましょう。

F列「メモ」は任意で入力しましょう。発注日や発注先などを記録しておくと便利でしょう。

3.注文を入力

「注文一覧」のシートも「入荷一覧」のシートとほぼ同様の構成になっています。

A列「注文日」とB列「商品番号＋商品名」、E列「注文数」を入力します。「商品番号＋商品名」はプルダウンで選択できます。「商品・在庫管理」のシートに入力した商品が自動的に反映されています。

「注文数」は在庫数の計算に反映されるため、正確に入力しましょう。

F列以降の「購入者名」「電話番号」「配送先住所」の入力は任意です。ネットショップなどを運営している場合には配送対応などに便利です。

不必要の場合は削除いただいても動作に支障はありません。

4.在庫の基準値を入力

「商品・在庫管理」のシートに戻ります。すると2,3の手順によってD列「在庫数」が自動入力されています。

次にE列「在庫基準数」を商品ごとに入力しましょう。ここで設定した基準数を下回るとF列「在庫アラート」に「在庫少」と表示されます。

在庫が少なくなっている商品がひと目でわかるので、適切な在庫の補充に役立つでしょう。

在庫管理ツールのカスタマイズ例

今回紹介した在庫管理ツールはシンプルな構成になっているので様々なカスタマイズができます。

「項目を増やし、管理しやすくする」「取引先のマスタを作り、発注日を管理する」などが考えられます。

さらにGoogle Apps Scriptを使えば「在庫少のアラートを毎日チェックし、アラートが表示されていればメールやSlack、Chatworkに通知する」ということも可能です。

さらに「マイアシスタント」のようなサービスと併用すれば、「在庫少のアラート通知が届いたらアシスタントに該当の商品を発注してもらう」ということも実現可能です。

商品の入荷から発注までほぼ自動で完結する仕組みが出来上がります。

以上、超シンプルな在庫管理ツールのテンプレートの紹介でした。

弊社の「マイアシスタント」というサービスでは、発注業務や資料作成、リサーチ、データ入力、架電などの業務を月額2.5万円（10時間〜）でサポートします。

細かな事務作業から解放され、本業に集中できるようになります。ぜひお使いください。