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集客の成否は「4つの準備」で決まる。失敗しないウェビナー企画【前編】

2022/08/12 Friday
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最近では、自社サービスのリード獲得を目的にウェビナー(オンラインセミナー)を開催することは珍しくなくなりました。以前は、ウェビナーを開催すれば人が自然と集まるということもありましたが、開催されるウェビナーが増えたことで、しっかりと準備をしないと参加者を集めることが難しくなっています。

今回はウェビナーの開催経験が浅い方やリード獲得に不安のある方に向けて、ウェビナーで失敗しないためにやるべきことを前編「開催前にやるべきこと」、後編「当日と開催後にやるべきこと」に分けてお伝えします。

後編はこちら

目次

集客の成否は「4つの準備」で決まる

ウェビナーで失敗する時というのは、どんな状況が考えられるでしょうか。

ウェビナーの失敗は、当日の機材やネットワークのトラブルだけではありません。たとえば、以下のような状況も決して成功したとは言いがたいでしょう。

  • 集客が上手くいかず、参加者が少ない
  • 講演の途中で飽きられてしまい、途中離脱が続出
  • アンケートが回収できず、顧客にアプローチできない

最終的なリード獲得というゴールに向けて、集客・内容・アンケート設計など考えるべきポイントはたくさんありますが、そもそも人が集まらなくては話になりません。

大前提である集客を成功させるためには、ウェビナー開催前に以下の4つの準備を入念にしておくことが重要です。

  • テーマ設定
  • タイトル
  • 画像
  • SNS告知

以下でそれぞれの項目について詳しく解説していきます。

【テーマ設定】ユーザーが知りたいことを優先

まずは、テーマ設定。ここで重要なのは、ユーザーが知りたいことを優先的に考えることです。

当たり前のように聞こえるかもしれませんが、開催する立場になるとつい会社や商品のアピールなど自社が言いたいことに偏ったテーマを設定しがちです。

ユーザーが知りたいこととズレが生じないよう、ユーザーが何を求めているのか、声を集めてニーズを知るところから始めましょう。たとえば、以下のような声を集めてみることをおすすめします。

  • 普段から顧客と最前線で接している社内のメンバー(セールス・カスタマーサクセスなど)から挙がってくる声
  • インタビューなどを通してユーザー(既存顧客・解約顧客・潜在顧客)から得られた声
  • 自分たちで想像できるユーザーの声

ここで陥りがちなのが、集めた声を並べて、ユーザーの状況が何となく見えただけで満足してしまうことです。一言にユーザーと言っても、ユーザーはさまざまなフェーズや階層に分けることができます。たとえば、集まった声を以下のように分類して、それぞれの行動・思考・感情を細かく分析してみましょう。

<フェーズ>

  • 課題認識:課題は感じているが、具体的なアクションは起こしていない段階
  • 情報収集:課題解決のため情報収集をしている段階
  • 興味関心:サービスに興味を持っている段階→理解を深めてもらうコンテンツが必要
  • 利用継続:サービスの価値を見定め、継続の判断を行う段階→活用方法を伝えて継続的な利用を促す

<階層>

  • どんな人が(役職)
  • 何を考え(思考/感情)
  • 何をするか(行動)

ユーザーの声を分析することで、表面的な課題だけでなく根本的な課題も見えてきます。
ユーザーの声とそこから見えた課題から、ウェビナーで伝えるべき情報を明確にし、テーマ設定を行いましょう。

定期的に開催するウェビナーの場合は、参加者アンケートで「次回のウェビナーに何を期待するか」などを聞いておくことで、次のウェビナーの準備がしやすくなります。

【タイトル】ウェビナー名は「前半」が大事

テーマが決まったら、次にタイトル(ウェビナー名)をつけます。

タイトルを見ただけで「誰に向けたウェビナーなのか」「参加することで何を得られるのか」がわかるタイトルをつけることが大切ですが、さらに重要なのは、キーワードをタイトルの前半に入れることです。
というのも、前半で「自分には関係ない」と感じられてしまうと、タイトルを最後まで読んでもらえないかもしれません。

また、メールの件名は表示できる文字数に限界があります。タイトルの後半に重要なキーワードを入れてしまうと、せっかくウェビナーの案内を送っても受信トレイではタイトルの前半しか表示されず、開封すらしてもらえない可能性もあります。これはウェビナーを告知するサイトやSNSなどでも同じことが言えます。

たとえば、「誰に向けたウェビナーなのか」を強調したい場合には「●●業界の方、必見」というワードや、「参加することで何を得られるのか」を伝えるために「●●の立ち上がりが早まる」「●●が高くなる」などのワードをタイトルの前半に入れるのも1つです。他にも、「業績が●●%アップする~~」「30分で学べる~~」など具体的な数字を提示したり、「●●で担当者が知っておきたいこと」と時事やトレンドを感じさせるワードを選ぶのもおすすめです。

まずは興味を持ってもらうためにも、重要なキーワードは前半に入れておきましょう。

【画像】クリエイティブは他社をとことん研究

3つ目は、ウェビナー用の画像のクリエイティブについてです。ウェビナーを告知する際や広告を出す際、クオリティの高い画像(バナー・サムネイル)はウェビナーの質も高いと期待させ、集客を促進させます。

とはいえ、ゼロからレイアウトを考えるのは非効率なので、他社の画像を参考にするところから始めましょう。PinterestやGoogle画像検索を使って、良さそうな例をいくつかピックアップしてレイアウトを作成します。具体的には、以下の点に気をつけながら作成するのがおすすめです。

  • 数字やキーワードを強調する
  • 登壇者の写真を入れる
  • デザインの原則(※)を守る

デザインの原則には、以下のようなポイントが挙げられます。

  • 近接:関連する要素は近づけて配置する
  • 整列:左揃えや均等な間隔で配置し、見やすくする
  • 強弱:目立たせたい部分の文字サイズを大きく、フォントのカラーを変える

 
ちなみに、『Alternative Work』を運営するキャスターでは、過去にクライアント企業のウェビナーで以下のような画像を作成しています。

【SNS告知】「資料のチラ見せ」が効果的

最後は、SNSなどを使った告知の方法についてです。

告知は自社や登壇者のSNSアカウントから複数回するのが理想的ですが、その時に効果的なのが「資料のチラ見せ」です。一部分でも資料を公開することで、当日のイメージが湧きやすくなります。

実際に、キャスターでは過去にTwitterで登壇資料のチラ見せをしてみたところ、Twitter経由での申込みが激増し、関心度の高まりに違いが見られました。

複数告知をすると言っても毎回同じ内容をコピーしているだけでは効果を最大化させづらいので、たとえば開催1週間前には「どんな人におすすめなのか」という内容を発信し、日を置いて2度目の告知では「資料をチラ見せします!」などの内容で発信するなどがおすすめです。

以上がウェビナーの集客で失敗しないために「開催前にやるべきこと」でした。ぜひ、次のウェビナーを開催する際には4つのポイントを意識して準備を進めてみてください。

後編では、ウェビナーで失敗しないために「当日と開催後にやるべきこと」をお伝えします。

後編はこちら

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Takehiro YamanakaTAKEHIRO YAMANAKA

株式会社キャスターにてBtoBマーケティングの支援をおこなう「bizhike」チームに所属。CRM運用・お役立ち資料制作・メルマガ・ライティングを担当。好きな休日の過ごし方は、河原でお弁当で食べること。

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