MAKING EFFICIENT 業務ハック/効率化

中途採用担当のお悩み解決〜書類選考の通過率が低い場合〜

2022/08/04 Thursday
この記事をシェア:

あらゆる業界で人材不足が課題となっているなか、漠然と「人が採れない」と悩んでいる企業は多いのではないでしょうか。解決するには、まずは「何が問題で採用が進まないのか」を把握し、問題点の対策を重点的に行うことが必要です。

「書類選考の通過率が低い」「面接の通過率が低い」「内定承諾率が低い」などさまざまな問題が考えられますが、今回は中途採用における「書類選考の通過率が低い」場合の対策について、「問題の細分化」「要因の把握」「施策の検討」の3つのステップを通じてお伝えします。

目次

1.問題の細分化 〜書類の通過率が低下する2つの理由〜

書類通過率の低下という問題をさらに細分化して考えると、以下のA or Bに分解することができます。

A:採用要件を満たす人が集まっていない

応募者と採用要件にミスマッチが起きている状態です。採用担当としては、「たくさん応募はくるけど、求めているスキルや経験などの条件と合わないんだよなぁ」という心情かと思います。

B:採用要件を満たす人が不合格になってしまっている

採用要件は満たしているにも関わらず、書類選考で落としてしまっている状態です。入社に繋がる可能性があるので、非常にもったいない状況です。

つまり、「そもそも条件にマッチする人材からの応募がきていない」のか、「マッチする人材なのに書類選考で落としてしまっている」のかのどちらかということです。どちらが問題になっているのかによって、対策は当然違ってきます。

2.要因の把握 〜訴求ポイント・採用要項、選考基準・体制は適切か?〜

問題を細分化できたら、それぞれの要因を考えます。たとえば、一般的な要因としては以下のようなものが挙げられます。

Aの要因:採用要件を満たす人が集まっていない

・応募者への訴求ポイントがずれているのではないか?
・採用要件が正しく伝わっていないのではないか?
・会社が求める人物像自体がこれまでと変わったのではないか?

Bの要因:採用要件を満たす人が不合格になってしまっている

・書類選考の基準が適切ではないのではないか?
・書類選考のフローや体制に抜け漏れがあるのではないか?

上記に加え、自社の状況に合わせて具体的な要因を考えることをおすすめします。

3.施策の検討 〜求人原稿の見直し・基準の言語化・採用リソースの確保など〜

要因が見えてきたら、いよいよ「何をするか?」という具体的な施策を考えていきます。たとえば、2で挙げた要因では以下のような施策が考えられます。

Aの施策:採用要件を満たす人が集まっていない

・「訴求ポイントのずれ」→「求人原稿の見直し」
求人原稿の見直しで改善できる可能性が高いです。原稿の手直しに入る前に、採用によって解決したい課題、任せたい業務、必要な経験とスキル、自社で働くメリットなどを改めて書き出してみましょう。書き出した内容と今の原稿内容と比較をし、ずれている部分があれば修正をします。言葉一つでも伝わり方は変わるので、丁寧に取り組みましょう。

・「採用要件が正しく伝わっていない」→「人材エージェントへフィードバック」
人材エージェントを活用して中途採用をしている企業によく見られます。人材エージェントの担当者が転職候補者に話をする時に、採用要件を正しく伝えられていない可能性があります。その場合は、人材エージェントと定期的なミーティングを開催し、書類選考に関するフィードバックを行いましょう。エージェント担当者の理解を深めていくことで、改善が見込めます。

・「求める人物像自体がこれまでと変わった」→「定期的な採用要項の見直し」
選考開始時と選考からしばらく経過した時では、採用要件自体が変化していることも少なくありません。定期的に採用要件の見直しをすることで、前提のずれが生じるのを防げます。

Bの施策:採用要件を満たす人が不合格になっている

・「書類選考の基準が適切ではない」→「基準の言語化」
無意識のうちに、書類に書いていないことが判断基準になっている可能性もあります。たとえば、「◯◯と書いてあるから、✕✕かもしれないので見送ろう」などのパターンです。過去の経験や持っているスキルなど、書類に書かれた内容から判断できる基準を言語化しておくことで、良い人材と巡り会える機会を増やせるかもしれません。

・「フローや体制の抜け漏れ」→「採用リソースの確保」
書類確認をする担当者が多忙だったり、他の仕事と兼務していたりすると、書類やメールを見落としていたなんて可能性もゼロではありません。採用リソースが不足しているのであれば、社内または社外からのリソース確保を検討することも有効です。

以上が、「人が採れない」という漠然とした悩みを解決するための3ステップでした。

書類選考の通過率が低いと感じている場合は、今回のようなアプローチでまずは問題点を分析するところから始めてみてください。

この記事をシェア:

編集部EDITORIAL

Alternative Work編集部が働き方にまつわるトピックをお届けします。

メールマガジン

メールマガジン
リモートワークや新しい働き方がわかる、
仕事のヒントが見つかる情報をお届けしています。