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新型コロナが5類に移行……これからの私たちの働き方はどうなるか

2023/05/10 Wednesday
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5月8日より、新型コロナウィルスが5類感染症に分類されました。

感染時の5日間の自宅待機が推奨に変更、診察も自費負担になるなど、変更されました。
その上で私たちの働き方にはどこまで影響があるのでしょうか。

参照記事:https://www.fnn.jp/articles/-/518951

私たちの会社は2014年からずっとフルリモートワークなので、逆に何も変わりませんが、周囲を見ていると働き方が変わった人は少なくない印象です。

リモートワークになった人はもちろんですが、それ以外にも大小変化があった人は少なくないのではないでしょうか。

代表的なところとしては、取引先との打ち合わせや会議がオンラインになったり、このタイミングでビジネスチャットを取り入れた会社も多いと思います。

しかもオフィスワークだけではなく、飲食店や美容院、保育園などでも業務にLINEを使ったり、Web会議を使っているという人は周囲に存在します。

それ以外にも、飲食店でも予約をネットのみの受付に変更したり、注文がタッチパネルやスマートフォンになったり、お会計がキャッシュレスになったりと、実はゆっくりですが着実に働き方も変わってきているし、DXも進んでいることを実感します。

何より大きいのは、Web会議や、人なしで注文して料理が出てくるというオペレーションに私たちが何も抵抗がなくなった、慣れてきたということだと思います。

例えば、取引先とのWeb会議を打診して、断られる場面は減ったでしょうし、一方で、対面で会うことの価値を多くの人が再認識したということでもあります。今までは対面が当たり前でしたが、コロナ禍を経て、これは対面がよい、これはオンラインでよい、とやることによって切り分ける行為が自然になっています。

その中でこれから考えるべきは、変わっていく働き方にどう順応し続けるか、そして働き方をより良くし続けるかです。これができる会社には人が集まり、そうでないところは人手不足に苦しむという二極化が生まれ、実際すでに生まれてきていると感じます。

働き方が柔軟であるとか、少しでもコロナ禍で変化した働き方を取り入れられてるかどうかは、企業を選ぶ際の最低条件のようなものに入ってきていて、「あったらいいもの」から「ないとまずいもの」に変化したということだと思います。

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※この記事は、2023年5月時点の情報をもとに執筆しております。

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石倉 秀明HIDEAKI ISHIKURA

働き方に関する調査・分析・研究を行うAlternative Work Lab所長。慶應義塾大学大学院政策メディア研究科修士課程在籍。『Live News α』(フジテレビ系列)、『ABEMAヒルズ』(ABEMA)コメンテーターや『ダイヤモンド・オンライン』での連載、書籍執筆などの活動も行う。著書に『会社には行かない』『コミュ力なんていらない』『THE FORMAT』等。

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