この記事では、賃金台帳のテンプレートを紹介します。
賃金台帳は、賃金計算の基となる基本帳簿であり、労働者名簿、出勤簿、年次有給休暇管理簿と同様に、労働基準法で保存することを義務付けられている帳簿のひとつです。
厚生労働省から公開されている賃金台帳のテンプレートを、より使いやすくしたものが今回紹介するテンプレートです。
賃金台帳のテンプレート
まずは賃金台帳のテンプレートをダウンロードしましょう。ダウンロードした賃金台帳と照らしあわせながら項目について解説します。
Googleスプレッドシート、Microsoft Excelのどちらのテンプレートもご用意しています。
賃金台帳の記載必須事項
賃金台帳のテンプレートをダウンロードしたら、手当や控除を自社に合わせて追加しますが、賃金台帳には入力しなければいけない必須記載事項があります。
必須記載事項は以下の通りです。
- 氏名
- 性別
- 賃金計算期間
- 労働日数
- 労働時間数(深夜・休日・残業時間を含む)
- 基本給及び手当額
- 賃金控除額
上記の項目は削除しないよう注意しましょう。
賃金台帳テンプレートの使い方
①氏名・性別の入力
まずは氏名・性別を入力します。氏名、性別は賃金台帳の必須記載事項なので削除しないようにしましょう。
②事業場名の追加(任意)
賃金台帳は事業場ごとに作成する必要があるので、複数拠点ある場合は拠点名などを追加しましょう。
③賃金計算期間の入力
賃金計算期間を入力します。テンプレートでは賃金計算期間(開始日)、賃金計算期間(締め日)の2箇所に入力してください。
賃金支給月、賃金支給日は管理しやすいように作成しているので、削除・変更いただいても問題ありません。
④労働日数の入力
労働日数を入力します。欠勤日・有給休暇取得日数は労働日数を管理しやすいように作成しているので、削除・変更いただいても問題ありません。
④労働時間数の入力
テンプレートでは、所定労働時間数、休日労働時間数、早出残業時間数、深夜労働時間数を合計した時間数を「総労働時間数」としています。
⑤基本給・手当の入力
テンプレートでは、課税合計(基本賃金、所定時間外割増賃金、住宅手当、通勤手当、臨時の給与)、非課税賃金の項目を初期項目として用意しています。
手当の項目は、自社の手当内容に合わせて項目を追加・削除してください。
課税合計と非課税賃金の合計が「総支給額」に表示されます。
⑥控除額の入力
テンプレートでは、社会保険料(健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料)、所得税、住民税の項目を初期項目として用意しています。
それぞれ自社に合わせて項目を追加・削除してください。
社会保険料合計と所得税、住民税の合計が「総控除額」に表示されます。
今回は、賃金台帳テンプレートと使い方を紹介しました。
賃金台帳への入力は膨大な手間がかかるうえに、ミスが発生しやすい業務です。
テンプレートを活用し、時間を有効活用しましょう。
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さとゆずSATOYUZU
株式会社キャスターで、採用支援事業「CASTER BIZ 採用」のWebマーケティングと『Alternative Work』の運営を担当しています。私生活ではECサイトの運営など。週3日働き、他の日は好きなことをやっています。3歳の娘に翻弄される日々を送っています。