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企業Instagram、欠かせない6つの準備と投稿のコツ

2023/11/02 Thursday
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企業の商品・サービスのマーケティングのツールとして欠かせないSNS。今回は、「Instagram」(インスタグラム)を企業で運営する際の開設〜運用までの流れやコツをご紹介します。

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Instagram投稿前に準備すべき6つのこと

Instagramを運営するに当たって、実は最も重要なのが投稿する前の準備です。「まずは何でもいいから投稿してみよう」というのは落とし穴。投稿をし始める前にしっかりと戦略を練ることで、日々の運用や分析がスムーズになり、結果にもつながりやすくなります。

以下に、投稿を始める前に決めるべきことや準備すべきことを6つまとめました。

主目的を決める

目的によって、Instagramの投稿内容や運用方法は異なります。目的が「認知拡大」なのか「売上向上」なのか、まずは主目的を1つに定めましょう。主目的は一度決めたら変えないことが望ましいため、慎重に決めましょう。

目標を決める

具体的な目標を決めましょう。たとえば、「いつまでにフォロワー何人」ような目的から逆算した目標を設定するのも良いでしょう。ただし、ここで重要なのはフォロワー数だけにこだわりすぎないことです。「いいね」数や保存数などのエンゲージメントを重視した指標も併せて作っておくのがおすすめです。

ペルソナを決める

どんな人に見てほしいのか、ペルソナをしっかりと設定しましょう。Instagramにおいては投稿内容に一貫性があることが重要で、具体的なペルソナを決めることで投稿内容がブレづらくなります。

投稿内容のテーマを決める

ペルソナまで決められたら、ようやく投稿内容を考えます。設定したペルソナに「どんなメッセージを伝えたいか」を考え、投稿するテーマを絞りましょう。1つに絞りきれない場合は、投稿内容とともにグルーピングして、ネタ帳としてまとめておくのがおすすめです。

投稿管理シートを作る

投稿内容を一覧で見られる管理シートを準備しましょう。投稿日時、テーマ、投稿内容、ハッシュタグを記録します。

観測シートを作る

Instagramの運用は継続と改善が重要です。目標を追える観測シートを作って、分析・改善を繰り返しましょう。無料で使える分析ツールを使ってみるのもよいでしょう。

これら6つはスプレッドシートにまとめておくのがおすすめです。「目的」「目標」「ペルソナ」「ネタ一覧」「投稿一覧」「効果測定」というようにタブを分け、1つのスプレッドシートにまとめると便利です。

迷ったらこれ!おすすめの投稿内容

準備ができたら、いよいよ投稿開始。ネタ帳に溜まった投稿内容を見ながら、投稿する画像やテキストを作成しますが、迷った時には以下のことを意識して投稿を作成してみてください。

・身近に感じられるか?
たとえば、節約術・夫婦喧嘩の解消法など、身近な内容、庶民的な内容は見られやすくなります。

・真新しさはあるか?
難易度は高めですが、 他のアカウントで見ないような新しい情報や気づきをもたらしてくれる投稿は保存してもらいやすく、再訪にもつながりやすくなります。

・共感できるか?
「共感」も見られるためのキーワードの1つです。たとえば、「あるあるネタ」など共感を呼びやすい内容を探してみましょう。

・真似したくなるか?再現性があるか?
誰にでも真似できる内容や再現性がある内容は情報の価値が高まります。「家にあるものだけで〜」「たった〜だけで」など真似する際のハードルを下げることを意識しましょう。

・表現がわかりやすいか?
画像や動画などテキスト以外のノンバーバル・視覚的な要素を活用できるのがInstagramの特徴です。伝えたいテーマや内容に合わせて、適切な表現方法を組み合わせましょう。

また、投稿内容以外では、Instagramの新機能を積極的に活用するのもおすすめです。たとえば、最近ではショート動画のReels(リール)の活用などです。

プラットフォーム側としては、なるべく「プラットフォーム内に長く滞在してほしい」と考えるので、プラットフォームが力を知れている新機能を積極的に活用したり、フォロワーとのコメントなどで頻繁にやりとりをしているアカウントの方がアルゴリズム上の評価が高くなる傾向にあります。

無数にある、ハッシュタグの選び方

投稿する画像やテキストが準備できたら、最後に忘れたくないのがハッシュタグ。投稿を広げやすくするためにハッシュタグは必須ですが、実はテーマに合っていればどれでもいいというわけではなく、選び方が重要です。

ハッシュタグを選ぶ際のポイントを以下にまとめました。

ハッシュタグの8割は小さいボリュームを選ぶ

ハッシュタグは、テーマやカテゴリーが広いほど投稿件数が増え、具体的で狭まるほど件数が減ります。大きなテーマやカテゴリーを選びたくなる気持ちはわかりますが、投稿件数が多いということは、それだけ自社のアカウントを見つけてもらうのが難しいということでもあります。件数のボリュームは、大きめ:小さめ=2:8を目安にしましょう。

投稿前にハッシュタグを検索しよう

ハッシュタグの候補を決めたら、投稿前に実際にハッシュタグを検索してみましょう。検索してみて、「人気の投稿」に表示されている内容と自社で投稿しようとしている内容に大きな乖離がないかをチェックします。

ハッシュタグの使い回しは避けよう

少し手間はかかりますが、毎投稿に全く同じハッシュタグを使い回すことは避けましょう。アルゴリズム上の評価も下がってしまうので、ハッシュタグは数グループ作成しておき、投稿に合わせて適切なハッシュタグを追加・削除して運用しましょう。

「人気の投稿」に載っているかチェックしよう

投稿してしばらく時間を置いたら、記載したハッシュタグで検索して自社の投稿が「人気の投稿」に載っているかチェックしましょう。もし載っていたら、相性の良いハッシュタグなので、次回からの投稿のスタメンに入れましょう。

以上が、Instagramを企業で運営する際の開設〜運用までの流れやコツでした。SNSは、すぐに結果がでなくても一定期間かけて継続することが重要です。

そのためにも、まずはしっかりと準備した上で運用を開始し、日々改善を積み重ねながら目標と目的達成に向けて取り組みましょう。

Twitterアカウントの開設〜運用までの流れについてはこちらを参考にしてみてください。
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