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男性育休を進めるために会社は何ができるのか

2023/09/20 Wednesday
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先日9/19は「育休を考える日」ということで、積水ハウスから男性育休白書が出ていました。
参照記事:https://www.sekisuihouse.co.jp/company/topics/topics_2023/20230919/

男性育休の取得率、取得日数ともに伸びてはきているものの、まだ少ないのも事実です。そして男性育休を増やしていくための課題はたくさんあります。

もちろん男性自身の意識の問題もあるし、会社で育休を取得しやすい雰囲気をどう作るかなどソフトな面の課題も多いですが、金銭的な理由も少なからずあると思います。

やはりパートナーが2人とも長期で育休を取得するとなると、金銭的に厳しくなってしまい、男性は取得を躊躇してしまう要因になり得ます。ただ、日々多くのお客様と話す中で、育休取得が推進されている中で新たな課題も生まれていることも感じます。それは、人手の確保です。もう少し具体的にいうと男性が育休を取得している間にその人がやっていた仕事をどうするかといった問題です。

今までは女性が育休取得する際、その人がやっていた仕事を、社内で分担するか派遣やアウトソーシングなどを使って外部に委託することでカバーしてきた面があります。男性が育休取得する人が増えてくると、さらにその分、育休中に仕事をカバーする人を用意する必要が出てきます。ですが、今まで依頼していた派遣会社やアウトソーシングの会社自体が人の確保が難しくなっており、追加で人員を出してほしいという依頼に対して答えられないケースが増えてきているようです。

つまり育休を取得する人の仕事を誰がやるのか、という問題の解決が難しくなってしまっているということです。もちろん周囲の人が無理をするわけにもいかないので、別の手段を考える必要が出てきています。

今までは人がやっていた仕事をカバーするために、別の人を投入するという考え方がメインでしたが、その「人を投入する」のが難しくなってきています。とすると、人を投入せずに仕事をカバーする、もしくは今までチームのメンバーとして考えていなかった人材を取り入れるようにしないといけません。

具体的には、AIやテクノロジーの導入によってなるべく人が減っても仕事が止まらないような仕組みを作ること、今まで活用できていないギガワーカーやフリーランスの活用など多様な働き方をする人をチームに組み込んでいくこと、などを考えていかないといけないということです。

育休をどのように取得してもらうかを考えるのはもちろん大事ですが、それとセットでどうやって誰かが休んでも仕事に影響が出ないような組織や仕組みにしていくか、根本的な問題から目を背けてはいられなくなっていると思います。

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※この記事は、2023年9月時点の情報をもとに執筆しております。

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石倉 秀明HIDEAKI ISHIKURA

約1500名がフルリモートワークする株式会社キャスター取締役CRO(Chief Remotework Officer)。『Live News α』(フジテレビ系列)、『ABEMAヒルズ』(ABEMA)コメンテーターや『ダイヤモンド・オンライン』での連載、書籍執筆などの活動も行う。妻と6歳の娘と犬と猫と暮らしている。著書に『会社には行かない』『コミュ力なんていらない』『THE FORMAT』等。

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